【改善前の状況】 |
コンプレッサーの設置時には圧力が必要以上に設定されているケースが多々見られます。必要以上に圧力を高くすると、余分な電力を使い、無駄な経費がかかってしまいます。 |
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【改善提案】 |
現状のコンプレッサーは、吐出圧力0.70MPaで運転されています。圧縮空気使用先での必要圧力は0.45〜0.50 MPaであり、0.60MPaの吐出圧力で十分と思われます。また、工場は24時間稼動していますが、夜間の生産ラインの状況から、昼間は定格の70%、夜間は30%と推測します。 |
○条件 |
・コンプレッサー稼働状況:昼夜ともに22kW3台、45kW1台稼動
・稼動時間:昼 4台合計16,260h/年 夜 13,140h/年
・負荷率:90%(一般的な値)
・動力比:昼間80%(流量比70%時のコンプレッサー動力比)
夜間50%(流量比30%時のコンプレッサー動力比)
・現状の電力量:523,052kWh/年
・動力低減率:8%
1−(動力比93%÷101%)
・電気料金単価:20.6円/ kWh |
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【条件】
吸込み空気温度:20℃
吸込み空気湿度:60%
吸込み圧力:-50mmAq
圧縮段数:1段
流量:一定 |
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【省エネ効果】 |
・低減される電力量
523,052kWh/年×低減率8%=41,844 kWh/年
・低減金額
41,844 kWh/年×20.6円/kWh=862,000円/年
・CO削減量:22.0t・CO/年 |
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【実践事例】 |
各コンプレッサーの吐出圧力を0.05MPa低減した。
・動力低減率:4%
・省エネ効果:42,000円/月
※低減率及び効果金額は、(株)TKRマヌファクチャリングジャパンよりご提示された値です。 |
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